結婚指輪が変形してきてしまったらどうする?

結婚指輪は、永遠を形にしたリングですが、やはり長年使い続けている変形してしまう指輪もあるはず。二人のきずなは永遠ですが結婚指輪は物質ですから、いつかは変形してしまいます。

では、結婚指輪が変形してしまったり、変形してしまったりした時にはどうすればいいのでしょうか。

結婚指輪が変形してしまう理由

結婚指輪の素材と言えば現在はプラチナが主流です。プラチナは貴金属中でも、ゴールド、パラジウム、シルバーと並んで柔らかい金属。純度が99,9パーセントのまま指輪にすると柔らかすぎて、すぐに変形したり、傷ついたりしてしまいます。

そこで、他の金属を混ぜて指輪の強度を高める合金として結婚指輪は作られます。

プラチナには純度99%のpt1000、純度95%のpt950、純度90%のpt900などがあります。

基本的に“pt”の後ろの数字が小さいほど、プラチナの純度は下がり合金の比率が上ります。それに比例して強度も高くなるのです。

指輪の強度を高くしたければ、プラチナの純度をもっと減らせばいいと考える人もいるでしょう。ところが、純度を減らすとプラチナが持つ輝きが無くなってしまいます。

現在、結婚指輪に使用されているプラチナは強度と輝きを保つたと、合金とプラチナの純度が反比例するのです。

プラチナに次いで結婚指輪の素材として人気のあるゴールドも同様です。

結婚指輪直す方法

結婚指輪は基本的に普通のファッションリングと違い保証書がついています。指輪が金属疲労でちぎれてしまった場合は、購入したお店で修理が可能です。結婚指輪を購入した店舗に相談をする方法がリングを直す近道と言えるでしょう。
特にオーダーメイドで製作した結婚指輪でしたら、とくにアフターケアサービスが厚い場合が多いので、まずはお店に問い合わせてみましょう。

メンテナンスについて

結婚指輪は基本的に定期的なメンテナンスが必要です。輝きが鈍くなる前にメンテナンスをしましょう。

基本のメンテナンスは、乾いたタオルや眼鏡を拭く布で優しく乾拭きをすることです。

また化粧品や日焼け止めハンドクリームの汚れが付着すると、指輪がくすむ原因となります。これはぬるま湯と中性洗剤を使用して、歯ブラシなどのブラシで軽くブラッシングしましょう。

鍛造の指輪は曲がりにくい

一般的に販売されている結婚指輪のほとんどが、鋳造(ちゅうぞう)で作られています。鋳造で制作された指輪はデザインがかわいらしいものが多いのですが、指輪の強度は低下します。

結婚指輪に強度をもとめるなら、鍛造(たんぞう)で制作された指輪をおすすめします。

鍛造は金属をたたいて成型していく加工法、鋳造は金属を溶かして型に流し込む加工法です。
鍛造品の大きな利点は、何といっても強度です。たたくことで形をつくっていくため、金属内部の結晶が整い、気泡なども圧着されて金属に粘りが生まれます。それに比べ鋳造品は、溶かした金属を型に流し込んで冷やし固めるため気泡ができやすく、厚みの差からできる応力によって強度が下がることもあるのです。

鍛造は金属を叩いて中の空気を密着させ、金属密度をあげ、強度もあげる制作方法です。結婚指輪は毎日指にはめるものですから、頑丈な鍛造で作られた指輪なら曲がる心配をしなくて済むでしょう。

曲がらないきょうじんな指輪をもとめるなら鍛造法で生成された結婚指輪を選びましょう。