子供が幼稚園に行きたがらない理由は?

幼稚園に行きたがらないときの主な理由として、次のようなケースが考えられます。
まず、親と離れるのを嫌がっている場合です。
特に月曜など休みの翌日は、ママやパパと離れて幼稚園にいくのを不安がる傾向があります。

幼稚園で苦手なことがある場合も、行きたがらないことが多いようです。
今習っているアクティビティが難しい、給食の量が多くて食べきれないなど、苦手に感じることがあるのかもしれません。
お友達とケンカをしたり、いじわりをされたりした場合も、行きたがらなくなります。

環境が変わって不安に感じている場合もあります。
担任の先生が変わった、カリキュラムに変化があったなど、環境に変化があると子どもは不安を感じるからです。

体調不良でぐずっているケースも、よく見られます。
発熱や風邪の兆候があるなど体の不快感が原因かもしれません。
同様に、寝不足や寝坊などで体が十分に目覚めていないときもぐずることがあります。

幼稚園に行きたがらないときの対応

幼稚園に行きたがらない理由は、大人からみれば些細な事柄かもしれません。
でも、小さな子どもにとっては重大事なのです。
その気持ちをきちんと受け止めて、適切な対応を行いましょう。

注意すべきことは、叱りつけるなどして無理やり登園させないことです。
嫌がっている上に、親から叱られてつらい思いをしたら、ますます幼稚園が嫌いになることでしょう。

子供の話をしっかりと聞いてあげましょう。
行きたくない理由をうまく説明できないこともありますが、そのような場合は無理に理由を聞き出さず、幼稚園での様子を聞くなどしてできる限り状況を理解してあげましょう。
嫌な気持ちを受け止め共感することが大切で、親に受け止めてもらうだけで、子供の精神は安定します。
その上で励まし、応援してあげてください。
そうすれば、がんばって幼稚園へ行こうという気持ちが湧いてくることでしょう。

先生との連携も大切で、○○の理由で幼稚園に行きたがらないことを、担任の先生に伝えてください。
そうすれば幼稚園でも注意して様子を観察し、適切に対応してくれるはずです。
また、幼稚園での様子も知られてくれるので、どのような過ごしたかがわかり安心です。

そして登園時は、笑顔で送り出しましょう。
親が心配そうな顔をすると子供はますます不安になりますから、幼稚園には楽しいこともあるよと、元気に送り出してあげてください。
幼稚園から帰ってきたら、しっかりと甘えさせてあげましょう。
親の愛情に包まれて過ごすことで、気持ちが安定します。

どうしても幼稚園に行きたがらない場合は、休ませましょう。
1日休んで親からの愛情をチャージすれば気持ちがリセットされ、翌日から元気に幼稚園に出かけるケースも多いのです。
ただし「泣いたら休める」と思わせないよう、「休むのは今日1日だけ」であることを言い聞かせましょう。