妊娠中に食べちゃいけないものは?食事で気をつけるべきポイント

魚や肉、キノコ類など、ビタミンDを豊富に含む食材

妊娠中に積極的に摂取したい栄養素の1つとしてあげられるのが、ビタミンDです。
ビタミンDは骨や発育に必要となる成分で、骨を形成して身長を伸びやすくしたりする効果も期待出来ます。
お魚やお肉を始め、キノコ類にもビタミンDが豊富にふくまれていますので、積極的に摂取すると良いでしょう。

ビタミンDの働きと、野菜、果物に含まれるビタミンDの量

余談ですがもともとビタミンDは、紫外線を体に当てることで体内で合成できる成分です。
ですが近年日焼けを防止するために塗る日焼け止めや、紫外線を浴びないようにするママさんが増えている影響もあり、ビタミンD不足になる方が激増しています。
ビタミンDが不足するとくる病などの原因に繋がる事も多いため、食生活での摂取が難しければ、お医者さんに相談してサプリメントで摂取する方法も良いでしょう。

魚やお肉、玄米やキノコに含まれるナイアシン

生まれたてのお子さんは何かとデリケートで、特にちょっとした刺激で肌トラブルが起ることも少なくありません。
お肌の免疫力がついていないからこそアトピーにもなりやすく、お子さんのうちから様々な肌トラブルを発症するというケースも多いですが、そんな肌トラブルを防ぐために効果的な成分が、ナイアシンです。

肉・魚・きのこ

魚や肉、キノコ類を始め、玄米などにも豊富にふくまれている成分として知られていますが、このナイアシンは妊娠中に摂取することで、乳児の肌湿疹のリスクを軽減することがわかっています。
お子さんを肌トラブルから守りたいという親御さんには、ナイアシンの摂取をはじめ、豆類や種実類に含まれているトリプトファンと呼ばれる成分も一緒に摂取することが重要です。

ビタミンAの過剰摂取に注意

レバーやうなぎ等に豊富に含まれているビタミンAと言う成分は、妊娠中の過剰摂取を避けた方が良いとされています。
ビタミンAを過剰摂取してしまうと胎児の奇形リスクを高める可能性があるとされ、妊娠三ヶ月以内の女性は特に控えるようにされているのです。
つい精をつけるために食べたくなりがちな食材ですが、妊娠中のレバーや鰻の摂取を避けることは重要といえるでしょう。

ただし、ビタミンAが不足してしまうとそれはそれで問題ですので、ビタミンAを上手に補うために、βカロテンを摂取することがおすすめです。
βカロテンは ニンジンやピーマン、ブロッコリーなどの緑黄色野菜に豊富に含まれていますが、ビタミンAが不足すると必要分だけビタミンAへと返還する働きがあります。
過剰摂取を避ける為には最適の食材ですので、ビタミンAを直接摂取するよりも効率が良いといえるでしょう。

大型魚はよく選んで摂取

魚は様々な栄養素を補給出来る食材ですので、妊娠中に摂取することをおすすめされますが、摂取する魚によっては水銀の保有力が多く、胎児に大きな悪影響を与える可能性があります。
特に、メカジキや金目鯛、メバチマグロなどの大型魚の場合は水銀が多く含まれていますので、妊娠中の摂取がおすすめできません。
ツナ缶やキハダ、メジマグロなどであれば水銀量が少ないため、マグロを食べたいという時にはこれらの食材を食べることが大切です。